はじめまして元肌荒れ男のmasaと申します。
この記事では、私の過去の肌荒れの経験と、なぜブログを立ち上げたのかという経緯を綴っていきます。
少しでもわたしという人間をわかっていただければ幸いです。
突然襲ってきたニキビ。全ては小学校の卒業式から始まった・・・
小学校の卒業式。お世話になった女の先生から、卒業記念に洗顔フォームのプレゼントをもらいました。
それは市販で売っている割と安価なもので、
先生は、「これから大人になっていくんだから洗顔にも気を使わなきゃダメよ」と、わたしと友達数名に別れの挨拶と共に手渡してくれました。
当時のわたしは肌が綺麗で悩みなんて全くない時期。
洗顔もお風呂に入った時にさっと洗うぐらいだったので、洗顔フォームを見ても「ふーん、そんなものがあったんだ」、というくらいのリアクションでした。
ただ大好きな先生だったので、わたしのことを気にかけてくれたことが本当に嬉しくて、大事に使おうと心に決めました。
それからは毎日、せっかく先生からいただいた洗顔剤を無駄にしないよう、朝晩の二回、せっせと洗顔をする日々が続きました。
洗顔後はサッパリしたので、洗顔剤のおかげで肌がどんどん綺麗になっていくような感覚がありました。
それからしばらくすると洗顔剤がなくなったので、同じ製品を買いました。
それを何度か繰り返し、朝晩に洗顔剤で顔を洗うというのがすっかり習慣になっていました。
洗い方の知識もなくゴシゴシゴシゴシと。
それが肌荒れの始まりだとは知らずに・・・
中二の頃におでこがニキビだらけになってしまった事がありましたが、当時ドカ食いしていたピーナッツが原因だと気づき、食べるのを控えるとすぐに治りました。
その頃からニキビが顔全体にポツポツと出始めました。
中三になると美意識が高い男友達ができて、情報をシェアしながら色々と化粧品を試すようになりました。
いろいろな洗顔剤を使ってどれが良いか比較したり、鼻の角柱を取るために毛穴パックを使ったりなどなど。
しかし、この行為は私の肌を確実に壊していきました。
化学物質が入った洗顔剤での過剰洗浄のおかげで肌から必要な水分が失われ、乾燥させまいと余剰な脂を生み出し、それが原因で毛穴詰まりやニキビができる。
立派な肌荒れサイクルの出来上がりです。
とくに一番やったらダメなのが鼻の毛穴パックでした。毛穴パックをした後は角柱がいっぱい取れて、それを見るとスッキリ感がすごいですが、これは逆効果以外の何物でもありません。
角柱は、肌が綺麗な人・汚い人関係なく、誰の毛穴にも存在します。
時に角柱の詰まりが黒ずみや炎症を起こす原因になる場合もありますが、正常な肌で早ければ1日で自然と剥がれ落ちてきます。
自然と剥がれ落ちる角柱を無理やりに取るという行為は、強制的に毛穴を空洞にしてしまい、
そこへ、体内と外部からの汚れが混じり合ったもので埋め尽くされ、大きくて黒ずんだ角柱となって毛穴を広げてしまいます。
若干15歳にして、わたしの鼻の毛穴はすっかり広がり、黒ずんで汚くなってしまいました。
終わりの始まり。悪魔のケミカルピーリング。
高校に入学してしばらくたつと、週刊誌でケミカルピーリングの広告を目にしました。その広告は「汚れた角質を剥がして、毛穴の汚れもスッキリ!卵肌に生まれ変わります。」という謳い文句。
その広告を見たわたしは、「今のこの状況を克服するにはこれしかない!」と思い込み、すぐさま電話を掛けて注文しました。
値段は確か3000円くらいだったと思います。
当時の私にとっては決して安くない金額でしたが、毛穴がキレイになるなら大したことはありません。
ケミカルピーリングは「科学的にはがす」という意味で、主な成分としてグリコール酸やサリチル酸などがあり、古い角質を柔らかくして剥がしとることができます。
加齢や重度のニキビ跡等が原因で、肌のターンオーバーが正常に働かずに残ってしまった古い角質を除去するのに有効だと言われています。
ですが専門家の間では危険視する声が多数あり、実際に専門知識がなく使用するのはとても危険です。(知識のない子供向けの少年誌に広告を記載するなんて、今考えるととんでもない!)
わたしは当時、ケミカルピーリングの知識なんて全くなく、ただ広告に書かれていたことを信じて、肌が良くなると思い、疑うことなく購入しました。
数日経ってピーリング剤が届くとすぐに袋からだし、鼻だけではなく顔中に塗りたくって、説明書に書かれていた通り10分ほど時間を置くと、ドキドキしながら顔を洗いました。
顔を拭いて鏡を見たとき、肌が綺麗になったように感じがして、実際に肌がスベスベになっていました。
わたしは嬉しくなって、何度も鏡をのぞいてはスベスベした肌をなでました。
次の日の朝、いつものように洗顔した時に違和感を感じました。
顔が痛くてヒリヒリしたのです。
タオルで水を拭いた後に鏡を見ると、頬が全体的に赤くなっていて、ポツポツとニキビができていましたし、とても乾燥していました。
私は驚きました。毛穴スッキリの卵肌どころじゃありません。
肌が荒れたんです!!
さらに日が経つにつれてニキビは増えていき、ついには顔中に広がっていきました。
ほほから始まり、鼻、おでこ、あごのライン・・・。
「嘘だろ・・・」
信じられない光景を目の当たりにして、「何で注文なんてしたんだろう」と後悔の波が押し寄せてきました。
明らかにケミカルピーリングをしてから肌荒れを起こしたので、すぐさま「そんなもの」は捨てさりました。
それから肌荒れを改善すべく、いろんな洗顔剤に手をだしました。
「おっ、これ効いてるな」と思っても、しばらくすると効果がなくなってくるので、また別の洗顔剤を買ってきて、試していく・・・その繰り返しをひたすら。
とにかく顔の汚れを落とさなきゃと思い、洗顔の回数も一日2回から4回に増やしました。
今思うととんでもないことをしていましたね・・・
しまいには近所の薬局の洗顔剤コーナーにあったものは全て試した、という状況になってしまい、かといって肌の状態が良くなるわけでもなく、すっかり路頭に迷ってしまいました。
使う洗顔剤がなくなってしまった私は母親に相談して、母親が使っている高価で無添加の固形石鹸を使わせてもらうことになりました。
その石鹸を使ってからは炎症ニキビは収まってきましたが、今度はニキビ跡に悩まされることになり・・・。
赤黒ずんだニキビ跡は、顔中に点々としていて凹凸があり、目立に目立ちまくっていて・・・母親や家族からは「顔に地図が描かれてるみたい」と言われ、とてもショックを受けました。
本当に辛くて、毎日、常に、肌のことを考えるようになりました。
トイレに行くたびに鏡で肌の状態を見たり、道ばたに停めてある車のサイドミラーで肌を見て、しばらく歩いて自分の顔が映るものを見つけるとまたすぐに確認する。
肌の汚さに絶望して、次の瞬間、少しでも良くなってるかもしれないと訳のわからない願いを込めて鏡で肌を確認する。
おかしな話ですが、肌が汚いのは錯覚で、光や角度のせいじゃないかと、街中の鏡という鏡を確認して回りました。
現実逃避というやつです。
しまいにはノイローゼ気味になって、とても追い込まれていきました。
そうなると街ゆく全ての人の肌が気になり、自分より肌が汚い人を見ると安心し、綺麗な肌の人を見かけると、羨望の眼差しで見とれたりしました。
人と面と向かって話をしていると、肌が汚いと思われるんじゃないかと心配になり、どんどん人見知りになっていきました。
特に異性となんて話すことなんてとんでもない状態。
右の頬の方が左に比べるとまだ肌荒れが酷くなかったので、人と近くで話なさきゃいけない時は、絶対に右の頬が相手の正面にくるように話していました。
わたしは現在体が少し歪んでいますが、その時のくせが原因ではないかと思っています。
そして、「この化粧品は肌に良いぞ」という話を聞くと、どんな物でも試しました。
水と酢をまぜた、かなり臭い化粧水を吹きかけたり、アロエやオロナインを顔中にぬりたくったり、顔の皮脂を抑える錠剤を飲んでみたり。(これも少年誌の広告を見て購入)
とにもかくにも、どれもあまり効果がなく、希望は薄れていき、絶望がすぐそばまで迫ってくるのを感じました。
そんな中、詳しくは覚えていませんが雑誌の広告に載っていた、直径1cm程の筒状の部分から出る光で肌を綺麗にするという機械を買いました。値段はなんと3万円・・・・!
寝る前に顔中に照射するだけ、というこの機械はなかなか効果がありました。
ですが、照射範囲が直径1cmというものすごい狭さ。。
そのせいで顔全体を光で当て終えるのに1時間程かかってしまい、毎晩寝る前に照射するという日課がとてもしんどかったです。
しかしこれで肌が良くなるならばと、テスト勉強が長引いて夜遅くなった日も、友達と遊びに行って遅くに帰ってきた日も、毎日欠かさずやりました。
半分寝ながら当てた事もありました。
そのおかげで、顔中に広がっていたニキビとニキビ跡は少しずつ良くなっていったのです。
死を考えた日々。人生最大の肌荒れ到来。
高校を卒業したわたしは、進学するために上京しました。
幸い新しい学校では、クラスの皆とすぐに打ち解け仲良くなることができたので、充実した生活を送ることができ、出だしは絶好調。
ですが初めての一人暮らしという事で、炊飯器の使い方さえもわからなかったわたしは、コンビニ弁当や外食ばっかりになり、食生活は荒れに荒れていました。
落ち着いていたニキビも、日に日に酷くなっていき、あの3万円もした機械をもってしても、ニキビの進行を抑えることができなくなっていました。
日に日に増えていくニキビは、毎日、常に、私に相当なストレスを与えてくれました。
現実から目を背ける為に、毎晩遊び歩き、朝帰りする日々。
それが悪魔の循環になって、肌荒れはピークを迎えました。
そんな状態で夏休みに入って半年ぶりに実家へ帰郷したら、家族や友達は私の肌荒れを見てとてもびっくりしていました。
「どうしたの?そんなに肌が荒れて!!」母親の言葉に現実を突きつけられ、真っ黒なカーテンがわたしの心を覆ったような気がしました。
一筋の光さえ入ってこないような真っ暗な闇の中。
肌荒れの状態をこれ以上家族や地元の友達に見せたくないと思ったわたしは、せっかくの帰郷にもかかわらず、予定よりもだいぶ早く東京に戻ることにしました。
東京の家に戻ったわたしは、しばらく誰とも会わずに毎日家に引きこもり、その間、ずっと肌荒れのことを考えていました。
「死にたい・・・」
毎日朝起きてから夜寝るまで、ネガティブな感情に支配されて、精神は崩壊していきました。
その頃のわたしは荒れた肌を鏡で見るのが怖くて、窓に自分が映るのすらも耐えられずに、ずっとカーテンを締め切っていました。
肌が汚い自分は人間として底辺だと思い込み、まず肌が元に戻らないと何も始まらないし生きる意味がないと考えるようになっていました。
何にしろ暗闇や明かりの仄かなところ以外で、人と面と向かってまともに喋ることさえできなかった・・・。
あの頃のわたしの願いはただ1つだけ。
「神さまお願いだから、寿命が半分になってもいいから、肌をキレイにしてください。
たとえ一億円かかったっていい。肌が綺麗になるなら迷わず一億円の契約書にサインをします。
贅沢は言いません。
ただ、普通の人と同じレベルの肌をください。」
街行く肌が綺麗な人や友人を見て、羨ましくて、顔を丸ごとチェンジしたいと本気で思っていました。
不細工でもいいから肌が綺麗になりたい。
肌はどうにもならないけど、不細工は整形してどうにでもなる、なんて卑屈なことを考えていました。
もう本当に肌のことが気になって、何も手に付かない毎日を送っていました。
絶望の中の絶望。一瞬で消えた80万円。
そんな絶望の最中、テレビで某エステサロンのCMが流れました。
「汚い肌をあっという間に綺麗に」
確かそんなありきたりな謳い文句だったと思います。
わらにもすがりたかったわたしは、そのありきたりなCMに興味を持ち、更に詳しく調べようとホームページにアクセスしました。
そこには初回特典でニキビケアのコースが一回1000円で受けられるという情報が載っていました。
その頃のわたしは、「もう自分の力で肌荒れを治すのは無理だ。プロに任せるしかない。」と思い始めていたので、1000円で試せるなら試してみようとすぐさま予約を取り、次の日には新宿の店舗を訪ねていました。
受付を済ませてしばらくすると、マスクをしたキレイな女性の方が、カウンセリングをしてくれることになりました。
過去の肌荒れの歴史を全て話した後、コースについての説明があり、その方が実際に施術を担当してくれるとのことでした。
まず最初にロッカールームに案内されて、そこでバスローブのようなものに着替えるように言われ、着替えが終わると施術台に案内されて、仰向けになり、約一時間のニキビケアのコースを受けました。
コースが終わり、施術台から起き上がった私に女性の担当者の方が
「だいぶ綺麗になりましたよ!お肌がプルンプルンしているので、ご自身で触ってみてください。」
と興奮気味に鏡を渡してきました。
わたしは言われるがまま鏡を覗き込むと、確かに顔全体のニキビが落ち着いているのがわかり、さらに、ほっぺたを触ると、そこにはぷるんぷるんとした弾力とはりが。
わたしは驚いて「一回でこんなに良くなるなんて凄いですね!」と驚嘆の声をあげました。
すると女性担当者が、
「実は一回だけだとあんまり意味がないんですよ。masaさんの場合、このまま何もしないと肌が大変な事になっちゃいますよ。本当に治したいのであれば、最低でも15回は同じコースを受けないとダメですね・・・この後お時間ありますか?」
と言われ、着替えが終わると、別室に案内されました。
そこで、さっきまでのニコニコしていた人とは思えないくらいの怖い顔で、女性担当者は熱い言葉で説明を始めました。
「先程、最低でも15回のコースを受けないと良くならないというお話をしましたが、あくまでも最低ラインでの話です。人によって効果に違いがありますが、masaさんの場合、ニキビを治したいという強い気持ちがあるのであれば、30回コースをお勧めしますがいかがですか?」
話終えると同時に、あらかじめ用意しておいたであろう見積書を机の上にスッと提示してきました。
わたしは見積書を見て、固まってしまいました。
金額はなんと・・・90万円!!!
詳細を見てみると、コースだけで約70万円。
それに基礎化粧品(クレンジング、洗顔剤、化粧水、保湿クリーム、保湿美容液のセット)が半年分の約20万円が料金に入っていました。
「高い!高すぎる・・・」
その時のわたしの顔は青ざめていたと思います。
固まって何も言えないわたし・・・
そこで女性担当者は、
「30回コースをご契約いただくと、割引が適応されますのでかなりお得になりますよ。ニキビを治したいという強い気持ちがあるなら、30回コースにするべきです!ローンを組めば毎月のお支払いは問題ないと思うので、後はmasaさんのニキビを治したいというお気持ち次第です。たった30回通えばニキビの悩みは消えるんですよ?」
まるでどこかの熱血教師のような口調で、わたしの目をじーっと見つめてきました。
わたしは迷いました。
確かに一回で目に見えて効果が現れたので、やってみる価値はある。
けれども・・・・・値段が高すぎる!!
しかし、その時のわたしは藁にもすがる思いでエステに来ていて、肌が綺麗になるのならいくらかかったとしても、たとえ生涯ローンを払い続ける人生でも構わない!とうところまで追い込まれていたので、
10秒ほどの沈黙の後に「30回でお願いします」という言葉を発していました。
「良い決断をしましたね!これから一緒に頑張って行きましょう!」と、いつの間にかニコニコした表情に戻っている女性担当者。
断っていたら鬼の形相だったんだろうな・・・とか考えながらも、肌が良くなるなら問題ない!と自分に言い聞かせて、契約書にサインをしました。
実際、月々の支払いは贅沢をしなければバイト代でなんとかなりました。
それから一週間に一回エステに通う日々が続き、更に毎日、朝と夜にエステで買った高価な基礎化粧品を使用しました。
クレンジング→洗顔→化粧水→保湿クリームと順番に作業を進めていくと、なんだかんだで30分くらいかかってしまいます。
夜ならまだしも、朝の時間のない時の30分というのはかなりしんどかったですが、肌のためならばと思い、頑張ってやり続けました。
そして、月日は流れ20回目のエステの日、いつもの担当者が休みで別の方が施述をしてくれる事になりました。
その代打の女性の方は・・・言い方は悪いですがあまり美しくなく(肌を含め)、そしてかなり太っていて、ニコニコしてはいるがそれが嘘くさくて、喋り方もあまり感じが良いとは言えないようないでたち。
施述をしている最中にその方がわたしを見ながら、「お肌だいぶ良くなったんじゃないですか?2年3年と続けていくともっと良くなりますからね」と不意に言い放ちました。
そこで私は、「えっ!?今回受けてる30回コースでニキビは無くならないんですか??」と質問しました。
その女性は、当たり前でしょと言わんばかりの口調で、「そうですよ?エステは一時的に受けるだけでは効果がないんです。こちらのお店のお客様で10年通い続けている方もいらっしゃいますよ。」と、驚きの答え。
いやいや、ちょっと待て!
確か30回コースを契約して今日で20回目だよね?30回受け終わったとしても治らないってことかい?
・・・実は嫌な予感はしていました。
エステに通い始めてから、10回目くらいまでは肌が良くなっていったような気がしていましたが、それ以降、あまり効果がないように感じていたのです。
むしろエステの基礎化粧品を使用してからは、洗顔後にひどく乾燥するようになって、それを化粧水と保湿クリームで無理やり誤魔化してるような感じがしていました。
しかも、もともと油性肌でしたが、日中に何回も油取り紙で顔を拭かないとテカテカになるくらい、明らかに皮脂の量が増えていました。(友達から無言であぶらとり紙を差し出されるくらい・・・)
乾燥するのに皮脂が出るという訳のわからない状態。
ではなぜ異変に気付きながらもエステに通い続けたのかというと・・・ローンまで組んで高い金額を払ったのに、間違っているという事が認められなかったのだと思います。
その感じの悪い女性の言葉が、わたしを現実に引き戻してくれました。
きっと30回目が終わっても、新たに契約を進めてくるに違いない・・・。
基礎化粧品だけでも毎月4万円くらいするのに、このまま行けば本当にローン地獄に陥ってしまう・・・。
ニキビやニキビ跡が完全に治るならまだしも、治りもしないでお金を払い続けるのは絶対におかしい。
わたしの頭の中には、契約から施述までずっと一緒にやってきたあの女性担当者の言葉が思い浮かびました。
「ニキビを治したいという強い気持ちがあるなら、30回コースにするべきです!ローンを組めば毎月のお支払いは問題ないと思うので、後はmasaさんのニキビを治したいというお気持ち次第です。たった30回通えばニキビの悩みは消えるんですよ?」
あの熱い言葉は嘘だったのか・・・
深い猜疑心と絶望が混じり合った気持ちを抱きながら、あっという間に一週間が過ぎて施術の日になりました。
その間ほとんど眠る事ができませんでした。
予約をキャンセルするかどうか迷いましたが、白黒ハッキリさせたかったので約束の時間にお店に行きました。
相も変わらずニコニコした綺麗な女性担当者が、いつものように出迎えてくれます。
そしてコースが始まってしばらく経って、顔をマッサージしてもらっている時に、思い切って質問してみました。
質問するのが本当に怖かったのを今でも覚えています。
「あの・・・実は先週施述してくれた方が、ニキビを治すにはずっとエステに通い続けないとダメだって話していたんですけど、、、・・・本当なんですか?」
女性担当者はほっぺたがピクッとして、一瞬ニコニコした表情が崩れたように見えました。
「・・・そうですね、本当にニキビを治したいのであればその方がいいですね」
少し間を置いて答えました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まじか。
あなた、最初に30回通えば治るって言ったよね・・・?
どこかで女性担当者を信じていた私は、目の前が真っ暗になり動悸が止まらなくなってしまいました。
ホームレスの肌はなぜ綺麗?世の中は嘘つきだ。
その後どんな会話をして、どのようにお店を出たのかあまり覚えていません。
ふらふらになりながらも、急いで家に帰った私は布団の上に寝転がり、両手で目元を覆いました。
何も考えたくありませんでした。
しばらく経つと息苦しくなってきて、何かに押しつぶされそうな感覚に襲われてきました。
わたしはこのままだとヤバいと感じ、逃げるように家を飛び出して、あてもなく彷徨い歩き続けた先・・・
気がつくと公園を歩いていました。
まだ明るい時間だったのでたくさんの人々とすれ違いましたが、すれ違う全ての人の肌が綺麗に見えました。
しばらくの間、ベンチに座って途方に暮れていると、ホームレスの方が前から歩いてくるのが見えたので、無意識に肌を見てしまいました。
すれ違いさまわたしは衝撃を受けました。
「えっ!?何で肌が綺麗なの?」
そのホームレスの方は、肌がとても綺麗だったのです。
少し赤みを帯びていましたが、艶があり、きめが細かくとても綺麗な肌をしていました。
すれ違うときに少し臭ったので、お風呂にもあまり入っていないはずです。
きっと洗顔もまともにできていないはず・・・。
なのに何で肌が綺麗になりたくてお金と時間をかけてるわたしの方が圧倒的に肌が汚いのか??
ホームレスの方はお金も時間もかけていないはず。
わたしはそこで「何かがおかしい。もしかして何か重大な間違いを犯しているのではないのか?」と考え、ついには何が正しくて何が間違っているのかわからなくなり、
今までしてきた事全てが・・・生きていることさえ無意味に思えてきました。
生きる気力をなくしたわたしに、睡眠不足も相まって、疲れが一気に体中を蝕んでいくのを感じました。
わたしはこのまま日常に戻って生きていく自信がなく、家には帰りたくなかったので、インターネットカフェで休むことにしました。
席に着くとふっと意識がなくなり、気がつくと一時間ほど寝ていました。
寝起きも相変わらず気分は最悪で、一生分のため息をしたんじゃないかというくらい、フーフーと鳴り止みませんでした。
そこでわたしはパソコンの検索画面で『肌荒れ 死にたい』と検索をかけました。
今思うとかなり切羽詰まっていたと思いますが、きっと同じような悩みを持つ人を見つけたかったのだと思います。
しばらく閲覧していると、あるサイトに辿り着きました。
そのサイトにはエステや皮膚科に行ったのにもかかわらず、余計ひどくなって騙されたという人たちの書き込みがたくさんありました。
書き込み一つ一つがとても共感できる内容で、悩んでいるのは自分だけじゃないんだとわかり、少し落ち着いてきたころ、ある方の書き込みが目に留まりました。
「私は水洗顔を始めてから肌が綺麗になりました。もう基礎化粧品にお金をかけることもありません」
ん??水洗顔?何じゃそれ。
初めて聞く言葉だったので、とにかく気になりました。
しかも基礎化粧品にお金をかけることもないって・・・そんな事ありえるの?
詳しく知りたくなったわたしは
「水洗顔」
と検索をしてみました。
すると、水洗顔を詳しく説明したサイトを見つけました。
サイトを読み進めていくうちに私は衝撃を受けました。
内容はこうです。
○水洗顔を簡単に説明すると、「洗顔剤も化粧水も使わない、水だけで洗顔して、その後はほったらかしという、魔法みたいな洗顔方法。」
○洗顔剤や化粧品の中には、肌にとって良くない成分が使用されていることがあり、その成分が肌を壊していく。
○厄介な事に肌がその成分に依存していて、使い続けないとすぐに肌が荒れてしまう。その成分のせいで肌が侵され続けているのに、やめると肌が荒れてしまうという悪循環になっている人がたくさんいる。
○肌の持つターンオーバーの仕組みは、どの人工物よりも素晴らしいのに、わざわざ肌にダメージを与える行為をするのは馬鹿らしい。
なので人間の本来持っている肌再生の力を、洗顔剤や化粧品に頼らずに、最大限に発揮させてあげて肌を綺麗にする、という理屈でした。
エステに通って、クレンジングに洗顔剤、化粧水に保湿クリームといった基礎化粧品で、一生懸命スキンケアしていたわたしを真っ向から否定する洗顔方法です。
いや、むしろ世の中の常識を否定するものです。
それが本当であれば、何千何万種類と出ている化粧品の数々が、何の為に存在するのかわからなくなってしまいます。
その反面、わたしは驚きながらも、妙に腑に落ちました。
なぜなら、今までの私の肌荒れの歴史がこの理屈で説明がついたからです。
いくら考えてもわからなかった肌荒れが改善されない原因が。
思えばさっき公園で見かけたホームレスの方も基礎化粧品は使ってないのに肌が綺麗でした。
実家にいる肌が綺麗で若く見られる私の父親も、全くスキンケアには興味がなく、お風呂に入った時についでに顔を洗う程度です。
肌が綺麗な友達の家に泊まりに行った時も、その家に洗顔剤は置いていませんでした。
そもそも基礎化粧品がなかった江戸時代やそれ以前の人の肌は、みんな汚かったのか?←そんなわけはない。だとしたら絵や物語にその描写がないとおかしい・・・
どこかで気づいていながらもスルーしてきた事実。
つまり、時間とお金をかけて一生懸命スキンケアしている人たちが、やればやるほど肌が汚くなるという恐ろしい事実が隠れていたのです。
そんなのテレビでは放映しません。
雑誌にも書かれません。
よーく考えれば、それもそのはず。
テレビや雑誌は、スポンサーから莫大な広告費をもらっています。
スポンサーの中には化粧品会社もたくさんあります。
つまり、スポンサーが不利になる情報は発信できないのです。
化粧品会社は、美容関係者は、メディアは、世の中の大人たちは、利害の為に嘘をついていた。
子供にすら容赦なく。
私は中学生の頃からその嘘を信じて、何の疑いもなく、今の今まで騙され続けてきたという事になります。
全てのピースが繋がったような感覚。
私は直感で、この水洗顔のホームページの情報は間違いないと確信しました。
水洗顔こそが、わたしの人生を救ってくれた!
水洗顔という希望を見つけたわたしは、さっきまで死にたいと思ってた事が嘘のように清清しい気持ちになっていました。
そしてやるべき事がはっきりわかった私は、すぐにエステ店に電話をかけて、「解約します」と伝えました。
電話口の女性の方は、「少々お待ちください」と言って、あの女性担当者が電話に出ました。
「masaさん、解約したいってどうしたんですか?せっかく後9回のところまできているのに、もったいないです。肌を綺麗にする為にもう少し頑張りましょうよ!」
「いえ、もう決めました。解約します。」
下手に理由を言うと長引きそうなので、とにかく解約するの一点張りで押し通しました。
すると何を言ってもダメだと気づいたのか、解約の手続きを淡々と説明し始めました。
「わかりました。ですが、解約するには違約金が発生します。契約書にも記載されているので、後ほど確認していただきたいのですが、残っている回数分の10%を現金で払っていただく必要がありますがよろしいですか?」
「大丈夫です。ではこれからすぐに持って行きます。」
かなり痛い出費でしたが、これ以上続けても意味がないし早く解決したかったので、高い勉強代だと思い、すぐに支払う事にしました。
お店に着くと、女性担当者は意外にもあっさり解約手続きを進めてくれて、絶対説得されるだろうと警戒していたわたしは、拍子抜けしてしまいました。
その時に初めて女性担当者のマスクをしていない姿を見ましたが、厚く塗られたファンデーションの奥に、大小のニキビがほっぺたの辺りに広がっているのを発見・・・。
さんざんわたしにニキビのアドバイスをしておきながら、その本人はニキビを隠していた。
その時私は、「解約して本当に良かった!!!!」と心の中で叫びました。
結局、ローンを含めてトータルで80万円を支払いましたが、そのおかげで間違いに気づけたと思えばなんてことありませんでした。
家に帰ると、ネットカフェで調べた水洗顔の方法をノートにまとめて、すぐに実践しました。
その日からわたしの水洗顔生活がスタートしました。
ネットで調べた方法を自分なりに改善して、実践→改善→実践を繰り返していき、
それ以外にも、体の中から肌を綺麗にする為に、食事や睡眠にも気をつけて、なるべくストレスを溜めない生活を心がけました。
とにかく、肌の事を1番に考える生活を送り、何かを食べる時も何かをする時も、「これは肌にとって良いのか悪いのか」だけを考えて行動し続けました。
わたしの生活は全て肌中心に回り、半年後にはほとんどニキビが目立たなくなっていました。
散々肌荒れに悩まされてきた日々を糧に、「肌荒れ改善ノウハウが」完成したのです。
「肌荒れ 死にたい」から一年後の奇跡
愚直に「肌荒れ改善ノウハウ」を実践して一年経った頃、わたしは死ぬほど嬉しい体験をしました。
ある日、学校のメンバーと飲み会があり、それに参加して気分良くビールを飲んでいると、
ふと友達が、「masa最近カッコいいよね。まず肌が綺麗で芸能人みたい」と思いも寄らない言葉をかけてくれたのです。
「えっ!???いま何て言った???聞き間違いか?」
すると周りの女の子たちも、「ツルツルしていて、肌が綺麗だよね。」と、さも当たり前のように、同調しました。
わたしは、今何が起こってるんだ?これは現実の出来事か?と思いつつも、「もう、死んでもいい!!」というくらいの嬉しさが全身を駆け巡るのを感じました。
「いやいやそんな事ないよ・・・それよりも・・・」と照れ隠しで、無理やり別の話題に変えました。
そして、すぐに席を立ったわたしはトイレに駆け込み、ほっぺたをつねって、痛みを感じながら号泣しました。
夢じゃない・・・これは現実なんだ!!
絶望の淵ですら涙をださなかったわたしの涙腺は、今、人生一番の幸福感をトリガーに、たくさんの涙を作りだしていきます。
嬉し泣きというものがあるとはいえ、感情表現としては完全にあべこべ状態。
それほど、わたしにとって感情をコントロールできないくらいの最高の出来事だったんです。
「肌荒れ 死にたい」と検索したあの日。
全てが闇にまみれて、真っ暗になったあの日からは、
全くもって想像すらできなかった素晴らしい未来が訪れた!
当時のわたしにとっては宝くじ一等を当てたくらいの奇跡。
一億円かかってもいいから、寿命が半分になってもいいから肌を綺麗にしてくださいと神に願った、本当に叶えたい願いが、お金をかける事なく叶ったという奇跡。
友達から言われて、わたしは奇跡を起こせたんだ!と初めて実感しました。
人生最高の瞬間は間違いなくこの日・この時っていうくらいの、とびっきりの吉日。
もうね、世界が変わりますよ。
クルンってひっくり返ります。真っ暗な世界が光り輝きます。
それから月日は流れて、今ではたまに暴飲暴食はするし、夜更かしもバンバンします。
ですが、肌荒れのサイクルが改善されたわたしの肌は、ちょっとやそっとのことではビクともしなくなりました。
30歳を過ぎてからも、10歳以上年が離れている女の子から「masaさん若いね。肌が綺麗!」と言われたりするわたしは、これから先、もう人からこそこそと隠れて生きていくことははないでしょう。
わたしと同じ奇跡をあなたに体験してほしい!!
実を言うと、今までずっと洗顔剤を使っていたので、いきなり水洗顔に切り替えるということに対して、不安な思いはありました。
本当にこれでいいのか?肌がもっと荒れたらどうしよう・・・という不安。
実際に1ヶ月くらいは少し肌が荒れたりもしましたが、そのあとは徐々に落ち着いていったので、肌が綺麗になっていく過程を鏡で見ながら、快適な日々を送ることができました。
水洗顔に出会う前、ニキビが良くなる為に費やしたお金は100万円を軽く超えています。
100万円以上つぎ込んだ結果、わたしは綺麗な肌を失ないました。
もちろん全ての化粧品がダメではなく、肌に極力害のない成分を使って、肌のことをちゃんと考えた化粧品を出している良心的な会社もあります。
ですが、肌に悪い成分を使って大量生産した化粧品を、利益の為に知識のない人達に売りつける輩が世の中にはびこっているのも事実です。
そして、いくら肌に気を使った化粧品を開発したとしても、世の中には肌が強くない人たちも大勢いて、その人たちにとって化粧品は、どんなものであれ炎症を起こしてしまう異物だったりします。
「あの人は化粧品を使っているのに、わたしだけ肌が荒れる」というのは、生まれ持った肌質の違いも大きいのです。
ですが、肌が強くないから肌が荒れるというのではなく、肌が弱かったとしても、化粧品などの刺激物をつけずにいれば、自然と肌は綺麗になっていくものなんです。
それなのに、化粧品でケアをしなければ肌が綺麗にならないという、真逆のスキンケアが当たり前になっている。
この問題は、化粧品をつけない方が肌にとって良いという事実が、マスコミによってもみ消されてしまっているという不条理が原因です。
それにつけ込んだ悪質なエステ業者や、知識のない皮膚科の先生も中にはいます。
特に中学生や高校生は若くてお金も経験もないので、肌に対する知識がありません。
その年代はナイーブで肌が荒れたら大問題です。
本当に人生が終わり、くらいの勢いで悩みます。
親や周りが思っているよりも、はるかに、とてつもなく大きな悩みなんです!
周りには言いづらい悩みだし、相談したら相談したで、わかってもらえない・・・
私もそうでした。
だから許せないのです。世の中が。
当時のわたしと同じように、肌荒れで苦しんでいる人たちを、死にたいくらいの思いを抱えている人たちを救いたいという思いから、わたしはこのブログを立ち上げました。
想像してみてください。肌が綺麗になった自分の未来を。
わたしはその未来を生きています。
今肌荒れで悩んでいる人たちが、わたしの「肌荒れ改善ノウハウ」を知ることにより、肌荒れが改善するきっかけになってくれればと心から願っております。
masaの「有料」肌荒れ改善ノウハウ→ 肌が綺麗になる、最強の水洗顔のやり方を教えます。
※わたしは、自身が開発した「肌荒れ改善ノウハウ」で肌が良くなり、自信を持って推奨できますが、全ての方がそれに合うかどうかは断言できません。中には実践してみて、肌に合わないという方がいらっしゃるかもしれませんが、それにつきましては一切の責任を負いませんので、実践については自己責任でお願いします。
「肌の悩みが消えるたった1つの方法」という本との出会い
最後に、肌荒れで悩んでいる全ての人たちに紹介したい本があります。
宇津木龍一さんという方が書いた〝「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法〟という本です。
宇津木龍一さんは、形成外科医をされていて、肌の専門家として化粧品会社の顧問をしていた経歴もあります。
ですがある時、受け持っていた患者さんたちの肌を観察していて、肌を綺麗にすると信じて疑わなかった化粧品が、逆に美肌の妨げになるという事実に気づいてしまいます。
その経験を元に、化粧品に頼らない「宇津木流スキンケア」を独自に作り上げて、たくさんの肌に悩む人々を救ってきました。
わたしは独自の「肌荒れ改善ノウハウ」を作った後にこの本と出会ったのですが、衝撃を受けるほど共感しました。
わたしが思っていた通りのことが書いてあったのと、専門家目線でしっかりと理論立てて書かれているので、とてもわかりやすい内容だったのです。
わたしは今まで、「肌荒れ改善ノウハウ」を自分の中に持ってはいましたが、理論ではなく感覚の部分が強かったため、人にうまく説明できずに歯がゆい思いをしてきました。
しかし、この本に出会ったおかげで、「この方法は肌に良いはず」から→「この方法は肌にこういう作用をもたらし、こういう理由があって、だから肌が良くなる・・・」というように、他の人にも理論立てて説明できるようになりました。
ぼんやりとしていた「肌荒れ改善ノウハウ」は、この本と出会ったおかげで、しっかりとした輪郭ができて、形になりました。
このブログを書く上で、この本を参考にさせていただいております。
この本と出会っていなければ、ブログを書こうと思わなかったかもしれません。
宇津木先生は有名な形成外科医ということもあり、もしかすると本を出版するにあたって周囲から、圧力やバッシングもあったのかもしれません。
化粧品でバンバン金儲けをしている企業が日本の広告界にはびこっているという事実があるので、当時としてはかなりの覚悟があったのではないのでしょうか。
わたしのような力のない発信者ではなく、宇津木先生の場合は発信力があるので、事実を公表された化粧品会社は困ったはずです。
ですので、そういう背景がありながらも、肌に良い方法を包み隠さず書いてくれた先生の事をとても尊敬しています。
「肌の悩みが消えるたった1つの方法」は本当にオススメできる本なので、興味のある方はぜひ読んでみてください↓↓

「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法―美肌には化粧水もクリームもいりません―
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