前回の記事で、肌荒れ改善ノウハウを実践するにあたり、まずはマインド(心構え)を整えなければいけない、という話をしましたが、
1ステップ→世界最強のスキンケアは、自分の肌を信じること!
実はもう1つ、大切なことがあります。
それは、あなたを含めてほとんど全ての人がかけられている、マインドコントロール(洗脳)から、目を覚まさなくてはいけないということです。
あなたはマインドコントロールされている!
マインドコントロールというと、あの大事件を起こした宗教団体や、特定の人たちを思い出して、自分とは無縁の世界のように思えてしまうかもしれません。
ですが、決して人ごとではなく、あなたはマインドコントロールされているのです。
それも毎日毎日、気づかれることなく堂々と。
では、いったいどんなマインドコントロールを、どんな形でかけらているのでしょうか?
そのマインドコントロールとは、テレビや雑誌などのメディアを通じて行われています。
女優や女性タレントを使って、「化粧品を使うのが常識だ」、というメッセージを、毎日わたしたちに投げかけ続けているもの。
そう、化粧品のCMのことです。
化粧品を使うのが当たり前という思考は、CMを通じてマインドコントロールをかけられた結果、出来上がったものなのです。
水洗顔と出会う前のわたしもガッツリかかっていました。
肌断食が世の中に浸透しない理由
ちょっと前に、化粧品を使わない肌断食というスキンケアが流行りましたが、どうも世の中に浸透していません。
肌断食は肌にとって確実に良いはずなのに、周りでやっている人はあまりいない・・・
それはなぜか?
簡単な話、肌断食という本当に効くのかわからない方法よりも、芸能人や周りが使っている化粧品を使うほうが「安心」できるからです。
その化粧品を使う「安心」こそが、マインドコントロールによって作りだされたものだとは気づかずに・・・
実際のところ、化粧品を使い続けてきたことで肌のバリアが壊れてしまい、炎症を起こして赤ら顔になったり、乾燥肌になってしまったりしている人たちが数多くいるのも事実です。
ですが、その人たちは化粧品で肌が荒れるということに疑問すら持ちません。
炎症が起こったり乾燥肌になるのは、「今使っている化粧品が自分に合ってないだけ」という理由を勝手に作って納得してしまい、また別のものを探して、原因の大元である化粧品を止めようとは思わないからです。
世の中には腐るほど、たくさんの化粧品が存在します。
なので、そのぶんだけ可能性があるように思えて、「これがダメなら、あれを使おう」という考えしか持てなくなってしまうのです。
たとえ、化粧品に疑問を持って肌断食を始めようとしても、周りからは、「化粧品を使わないなんてありえない」とか「そんな怪しいこと、やめておいたほうがいいよ」なんて言葉を投げかけられて、思いとどまってしまう人は数多くいるでしょう。
マインドコントロールが本当に怖いのはそこなんです。
マインドコントロールにかかっている人が、マインドコントロールからとけそうになっている人を、引き戻すような動きをしてしまう。
なので、肌荒れを本気で改善したいと思うのであれば、今かかっている「マインドコントロール」から完全に目を覚まさなくてはいけません。
完全に目を覚ますには、やるべきことが2つあります。
1つ目は前回の記事で書いた、自分の肌を信じるということ。
そして2つ目が、化粧品を使うことが、どれだけ肌にとって悪いのかを知り、化粧品をやめようと心から思うことです。
化粧品が肌荒れサイクルを作っている
化粧品は大きく分けて、2つの種類があります。
1つ目は、ファンデーションや下地・コンシーラー・口紅や眉墨などの、いわゆるメークアップ化粧品と呼ばれるもの。
そして2つ目が、洗顔剤やクレンジング・化粧水や乳液などの基礎化粧品と呼ばれるものです。
メークアップ化粧品は、肌のくすみやシミ・ニキビ跡などを隠したり、ツヤを出して肌を綺麗に見せるために使用します。
基礎化粧品は、水だけでは落ちないメークアップ化粧品を落として、肌を保湿したりするために使います。
基礎化粧品はメークアップ化粧品を落とした後のケアをするという目的のために作られました。
つまり、メークをしていない人は、ファンデーションなどを落とす必要がないので、基礎化粧品を使う必要は一切ないのです。
洗顔は水だけでいいし、その後、何もケアする必要はありません。
前回の記事でも説明しましたが、肌には最強の保湿バリアがあるので、何もしないということが、肌を綺麗にする一番の方法というのは明らか。
肌荒れを治したいのであれば、一刻も早く、肌のターンオーバーを正常なサイクルに戻して、保湿バリアを再構築させる事が最優先です。
それなのに肌にダメージを与える基礎化粧品を使うというのは、わざわざお金を出して肌荒れサイクルを自ら作り出しているようなもの。
なので今現在メークアップをしていない人は、基礎化粧品を使う必要がないので、今すぐにやめてください。
そして・・・
問題なのは、今現在、バッチリとメークをしている人たち。
その人たちは、肌荒れを隠すためにメイクアップをしているので、いきなりやめるというのは難しいかもしれません。
厚く塗ったファンデーションで、せっかくニキビやニキビ跡を隠していたのに、明日からいきなりスッピンで職場や学校に行くというのは、とても勇気がいる事だと思います。
ですが勇気を絞り出してでも、メイクアップ化粧品を使う→基礎化粧品でケア→肌が荒れる、という負のサイクルを止めなければいけません。
化粧品が肌に与えるダメージの怖さ
それでは、負のサイクルを一刻も早く止めるためにも、化粧品がどのように肌にダメージを与えているのかということについて、詳しく説明していきたいと思います。
化粧下地とファンデーションの害
メークアップ化粧品といえば、真っ先にファンデーションを思い浮かべるのではないでしょうか?
ファンデーションは、肌のくすみやニキビ・ニキビ跡などを隠してくれる魔法のような存在。
しかし、そのファンデーションが、肌にとってかなり害を与えるものだと知っていますか?
ファンデーションといっても、「パウダリータイプ」・「リキッドタイプ」・「クリームタイプ」といった、様々な種類がありますが、
その中でも特に肌にダメージを与えるのは、クリームとリキッドタイプのものです。
ニキビなどで肌が荒れている状態であれば、なおさらNG。
肌のトラブルを隠すカバー力と密着力は、パウダリータイプよりも数段上ですが、水と油という本来混ざり合わないものを混ぜ合わせるために、界面活性剤という材料が使われています。
界面活性剤は、簡単に肌の保湿バリアを壊して乾燥させた上に、毛穴から皮膚の中に侵入していくので、その周辺を炎症させてしまいます。
そして、肌を艶やかに見せるのと密着力を高めるために、油分がしみこんで細胞間脂質に張り付きます。
簡単に言うと、肌に油性のペンキを塗っているようなもの。
そんな状態が肌にとって良いはずがありません。
クリームやリキッドファンデーションを塗り込むと一見潤っているように見えるので、乾燥肌の人は好んで使う傾向があるようですが、その行為こそが乾燥肌を作る本当の原因だということに気づいてください。
コンシーラーや化粧下地も同じような成分が使われているので、使用を控えた方がよいでしょう。
どうしてもファンデーションを使いたいというのであれば、下地が不要で水だけで落ちる、パウダーリータイプのファンデーションを選んでください。
肌荒れが改善することを第一に考えるのであれば、ファンデーションは使わないにこしたことはないですが・・・。
クレンジングと洗顔剤の害
化粧を落とさずに寝てしまって、次の日に肌の状態が悪くて落ち込んでしまったという経験は、メイクをしている女性なら誰しもあるかと思います。
特に、リキッドタイプやクリームのファンデーションは、ペンキを肌に塗り込んでいるようなものなので、落とさずにずっとつけていれば肌が荒れるのは当然のこと。
ファンデーションなどでメイクをしたのなら、遅くても1日の終わりには必ず落とさなくてはいけません。
なので、メイクをしている人は、ほとんど毎日のようにクレンジングと洗顔剤を使って、化粧を落とすという作業を繰り返しているはずです。
ですが、その毎日行っているメイクを洗い落とすという作業が、いかに肌に悪いのかということを知る必要があります。
メイクを落とすには基礎化粧品を使いますが、特にやばいのはクレンジング。
クレンジングはリキッドタイプとクリームファンデーションと同じく、界面活性剤が多量に使われています。
洗浄力は油性のペンキを落とすようなものなので、さらに強力です。
つまり、肌にとって有害なものを、さらに強力なもので洗い落とすというやり方。
それに加えて、メイクを落とすためにグリグリこする行為も、かなり肌を傷つけています。
それらをふまえて考えていただきたいのですが、クレンジングで肌を傷つけずに都合よく、メイクだけをピンポイントで落とすことは可能でしょうか?
答えはもちろんNO!
メイクと一緒に肌の保湿バリアも、漏れなくこすり落としてしまいます。
手に間違えて油性ペンがついてしまったら、石鹸でゴシゴシしたり、強めの薬品で落とそうとして、肌は赤くなったり傷ついたりしますよね?
それと同じことを毎日、洗顔でやっているんです。
そしてクレンジングでダメージを与えてた肌に対して、さらに洗顔剤を使うことによって、追い打ちをかけるように痛めつけてしまっています。
クレンジングは水で洗い流しても、ほっといたら肌にダメージを与え続けてしまうので、洗顔剤できれいに洗い落とさなくてはいけません。
それがダブル洗顔をする理由です。
決してクレンジングで落ちない汚れを落とすから、とかではないです。
なにせクレンジングは汚れどころか、肌の保湿バリアを構成している細胞も溶かしちゃうくらい強力ですから。
だからクレンジングと洗顔剤はセットで売られているのです。
なので、いくら洗顔剤を「無添加」にしたとしても、「オーガニック」にこだわってたとしても、焼け石に水です。
クレンジングのせいで肌はがっつりダメージを受けちゃっているので、クレンジングを使わないようにしないと意味がないですから。
「メイクをして肌を痛める→メイクを落とす時にさらに肌を痛める」
という負のサイクルから抜け出すためには、メイク自体しない!というのが当然の答えだということが理解できるはずです。
純せっけんは肌へのダメージを最小限にできる
ですが、特別な日などで、どうしてもメイクをしなくてはならないという日もあったりするかと思います。
そういう時は、メイク落としに純せっけんを使ってください。
「えっ!?石鹸だけでリキッドファンデーション落ちるの?」と思われるかもしれませんが、純せっけんはであれば落ちるのです。
純せっけんは余計な添加物が入っていない無添加せっけんなので、肌へのダメージが少なくてすみます。
ちなみに、化粧品会社が出している洗顔剤などの化粧せっけんは、純せっけんに添加物をいろいろと混ぜた合成洗剤なので、防腐剤やら界面活性剤やら肌に良くない成分がてんこ盛り。
しかも、合成洗剤は純せっけんよりも洗浄力は落ちます。
意外に思われるかもしれませんが、純せっけんに他の成分を混ぜ合わせてしまうと、洗浄力が落ちてしまうのです。
だからこそ、洗顔剤だけだとメイクを完全に落とすことができないので、クレンジングが作られました。
化粧品会社は、クレンジングと洗顔剤がセットで売れるので「しめしめ」状態。
純石鹸だけで十分にメイクを落とすことができるのにもかかわらず、わざわざ複雑にして利益を得ているのです。
化粧せっけんは、いろいろ成分が足されていて、なんとなく良さげだな〜と騙されてしまいがちですが、
洗浄力が弱い上に肌に悪い成分が入っているので、使うのはやめておいたほうがいいでしょう。
純石鹸であれば、洗浄力があってなおかつ、肌へのダメージも少なくてすみます。
どうしてもメイクを落とさなくてはいけない時は、クレンジング+洗顔剤のダブル洗顔ではなく、純石鹸を選びましょう。
化粧水と保湿クリームの害
ファンデーションとクレンジングのおかげで、肌の保湿バリアはすっかり壊れてしまい、どんどん乾燥肌がヒドくなっていきます。
化粧品メーカーは、自分たちで作った化粧品で乾燥肌を作り上げておきながら、最後の締めとしてこう言います。
「洗顔後は肌が乾燥するので、化粧水で肌を保湿して、その後に保湿クリームで水分を逃さないように蓋をしてください」
化粧品のおかげで、すっかり乾燥肌になった私たちの肌は、洗顔後に確かに粉が吹いたりと極度に乾燥してしまいます。
なので、メーカーの言うことを鵜呑みにして、化粧水と保湿クリームを使うことが当たり前になっています。
もしも本当に、化粧水や保湿クリームが保湿力に優れていて、肌のために良いと言うのであればまだ良かったのですが、真実は残酷で、逆に乾燥肌を加速させてしまうことになります。
まず化粧水の成分に注目していただきたいのですが、実に90%が水でできています。
「水は普段から飲んだりお風呂で浴びたりしているから、安全で問題ないじゃん?人間の体もほとんど水でできてるし」と思うかもしれません。
確かに水自体はなんの問題もないですが、なんの保湿効果もありません。
前回の記事で詳しく書いていますが、皮膚を保湿できるのは角層が作り出している保湿バリアだけです。
そして問題なのは、水が蒸発する時に肌の水分も一緒にもっていってしまい、角層表面の細胞をめくり上げて、保湿バリアを弱めてしまうことです。
保湿バリアが弱まると肌は乾燥してしまうので、化粧水のせいでさらに乾燥が進んでしまうという結果になります。
また、化粧水の水以外の残りの10%の成分は、コラーゲンなどの美容成分でできていますが、これまた肌の表面に美容成分がのっかっただけなので、何の効果も見込めません。
それどころか水が蒸発してしまうと、粉末として肌にまとわりついて残り続けるので、肌に悪い影響を与えてしまいます。
こんな話をすると化粧品メーカーは、「化粧水をつけてた後にすぐ保湿クリームをぬれば、水分が蒸発することがないので、潤いが持続しますよ」と言って、保湿クリームの重要性を力説するかもしれません。
本当にそうでしょうか?
実は化粧水よりも、保湿クリームの方がよっぽど肌にダメージを与えてしまいます。
その理由は、保湿クリームが水と油を混ぜ合わせて作られているからです。
性格が合わないことを「あの2人は水と油のように仲が悪いね」と表現するように、水と油は本来混ざり合うことはありません。
水と油を混ぜるには、界面活性剤を使う必要があります。
先ほどから肌に悪いと散々言ってきた、リキッドファンデーションやクレンジングに使われている、あの界面活性剤です。
化粧水は水分が蒸発して角質細胞をめくり上げて、保湿バリアを弱めてしまいますが、保湿クリームは角質細胞を溶かして保湿バリアを壊してしまいます。
保湿バリアが壊れると、皮膚の中をダイレクトにクリームが浸透してしまい、油分が酸化して有害な異物となってしまうので、それを排除しようと炎症が発生してしまうのです。
そうなってしまうと、乾燥肌になるのはもちろん、いずれ敏感肌になってしまい、肌荒れはますますヒドくなっていきます。
乳液やオイルも、同じような理由で肌を傷めてしまいますので、使わないに越したことはないでしょう。
ポイントメイクは使っても大丈夫?
ファンデーションは使用しないほうが良いですが、眉墨やアイシャドー・口紅などの、いわゆるポイントメイクであれば問題ありません。
ただし、1つだけ気をつけていただきたいのが、メイクを落とす時に肌を傷つけないようにするということです。
眉墨やアイシャドーであれば、水で湿らせたティッシュで軽く押さえるように「ポンポン」するだけでもほとんどとれるので、こすったりする必要はありません。
口紅も折り曲げたティッシュを唇にはさんで、少し力を入れるというのを何回か繰り返すとすぐに落ちます。
他にも、肌にダメージがない成分で、クレンジングや洗顔剤を使わずに落とせるポイントメイクであれば、肌荒れが起こるリスクがないので、いろいろ試しながら使うといいでしょう。
保湿で使っていいのは、これだけ!
化粧水と保湿クリームは余計に乾燥をヒドくさせるだけなので、使わない方が良いと説明しましたが、乾燥がヒドくて顔中が白く粉を吹いている状態の時はどうしたら良いのか?
特に肌断食を始めた頃は、今まで使ってきた化粧品のせいで乾燥肌になってしまっているので、しばらくはそんな状態が続いてしまうはずです。
そんな状態の時は、最低限の保湿する必要があるので、応急処置としてワセリンを塗ることをおすすめします。
決して化粧水や保湿クリームは使わないでください。
ワセリンは、石油から精製した鉱物油で、純度100%の天然の油です。
石油と聞くと、ガソリンを思い出して「えっ!?体に悪そうだけど大丈夫なの?」と不安になるかもしれませんが、石油は遠い昔の植物や動物たちの死骸でできたもの。
それに石油をそのまま使うのではなく、肌に刺激となる不純物を取り除いているので、アトピー性皮膚炎のかたでも安心して使うことができます。
ちなみに、他の動物油や植物油は空気に触れてしまうと、1日とたたずに酸化を始めてしまいますが、ワセリンは数年経たないと酸化しません。
酸化するというのは、鉄を例にするとサビてしまう状態のこと。
つまり肌がサビてしまい、肌トラブルの原因となってしまいます。
酸化しにくというのは、肌トラブルの大きな原因が1つ消えるといってもよいでしょう。
そして、ワセリンが秀逸な理由がもう1つあります。
他の油や保湿クリームは、肌に塗ると皮膚にしみこんでいって、保湿バリアを壊した上に炎症を起こす原因になってしまいますが、
ワセリンは皮膚に浸透しにくいうという性質を持っているので、そんな心配は起こりません。
ワセリンは医学的にも、肌に対して刺激が少ないということが証明されているので、火傷などでダメージを負った皮膚の治療にも使われています。
ただ、ワセリンをつけたからといって肌荒れが改善するというわけではなく、あくまでも他の合成油よりも肌に与える影響が少ない、ニュートラルな存在だという認識でいてください。
決して大量に使うものではなく、肌が乾燥しすぎて粉が吹いたり、痛みがある場合などに、ごく少量をつけるという使い方をしてください。
ワセリンは、粉を吹いてめくれあがった角質細胞を元に戻すと同時に、外からの刺激から守ってくれる役目を担ってくれるのです。
化粧品は食物アレルギーになる危険性がある!?
化粧品が肌にとって良くないという話をすると、「私が使っているのは、オーガニックで無添加だから大丈夫」という返しをされることがよくあります。
ほとんどの人は、「オーガニック」や「無添加」という言葉を聞くと、盲目的に安心だと信じ切ってしまいます。
ですが、オーガニック」で「無添加」は肌にとって、必ずしも安心安全だとは言えないのです。
実は・・・植物成分の中には、アレルギーの原因となる物質が含まれている場合があります。
しかも、それは個人差があるので、誰がどの成分にアレルギー反応を起こすのかは、起きてみないとわかりません。
わたし達の肌は、正常な状態であれば保湿バリアが働いているので、外からの異物の侵入を防ぎ、アレルギーの発生や肌荒れを防ぐことができます。
その機能があることから、肌は免疫を司る臓器と言われています。
ですが、化粧品によって肌の保湿バリアが壊れた状態でオーガニックの化粧品を使うと、アレルギーの元となる成分が体の中にダイレクトに入り込み、アレルギーが起こる可能性が出てくるので注意が必要です。
以下の文章をご覧ください。
まだまだ一般的に知られていないことですが、植物成分には、アレルギーの抗原となりうるたんぱく質が含まれています。例えば「未精製のピュアな植物オイル」と聞くと、なんだか肌にやさしそうなイメージを持つ方は多いと思います。しかし、それをバリア機能が低下した弱った肌に塗り続けた場合、アレルギーの発症を誘発してしまう危険性があるんです。2015年、アメリカアレルギー学会でロンドン大学のギデオン・ラックという教授が、イギリスで子供に非常に多いピーナッツアレルギーについてある発表をしました。それは、「離乳期からピーナッツバターを含んだおやつをたくさん食べているイスラエルの子供より、ピーナッツを使用した食品を避ける傾向にあるイギリスの子供のほうが、ピーナッツアレルギーに罹患している割合が10倍も高い」という内容です。
そして、その理由として教授が注目したのは、当時イギリスで子供のスキンケアとして定番的に使われていたピーナッツオイル配合のベビークリームでした。というのも、その教授は皮膚に卵を塗ってアレルギーを起こしたマウスが、後に卵を口から食べた時にもアレルギーを起こしたという研究をすでに90年代にしていたからでした。
国際的な学会を通じて明らかにされた例としてピーナッツを挙げましたが、石けんに配合されている成分を肌から吸収したことが原因で、後に食物アレルギーを起こしたケースは、日本でも数年前にニュースになりました。シルクや小麦、最近人気のスーパーフードにしても、天然成分と名のつく大方のものには、アレルギー抗原となりうるたんぱく質が含まれているんです。出典元:OSAJI
ロンドン大学のギデオン・ラック教授の発表によると、
口から直接体内に摂取したピーナッツバターよりも、肌に塗ったピーナッツオイルの方が、体に浸透しやすくてアレルギー反応を起こしやすいということになります。
この話で怖いのが、イギリスの子供たちがもしもピーナッツオイル配合のベビークリームを使っていなければ、ピーナッツ系の食べ物を食べても何の問題も起こらなかった可能性が高いということです。
つまり、今まで食べ続けてきて何の問題もなかった成分でも、化粧クリームとして肌に塗り込んだとたん、アレルギー反応を起こしてしまうかもしれないということ。
たとえ、体に良さそうな無添加でオーガニックの化粧クリームを使ったとしてもです。
しかも、メークアップ化粧品と基礎化粧品を使っている人は、肌の保湿バリアが壊れているので、とても無防備な状態です。
そんな状態で、少しでもアレルギーを起こす可能性があるような成分が、体の中に侵入してきたら、どうなるでしょう?
食物アレルギーは身近に潜んでいるんです。
子供の頃にアトピーに悩まされていたけど、しばらく症状が収まってもう大丈夫だと思っていたら、社会人になって急にアトピーの症状が出たという人は多いと聞きます。
慣れない環境でのストレス増加によって免疫が下がってしまい、今まで抑えていたアトピーが体に出てきた、というのが原因です。
もしも肌の保湿バリアが壊れた状態で、ストレスがMAXの環境に陥ってしまったら、どんな事態に陥ってしまうのかは言わなくてもわかりますよね?
オーガニックの化粧品によって食物アレルギーになる確率はグワッと上がりますし、肌荒れしない方がおかしいと言っても過言ではないでしょう。
わたしたちは、お金を出して化粧品を買うことで、様々なリスクを自ら作り出してしまっているのです。
スキンケアにお金をかける人ほど、肌はボロボロになる
よく考えてほしいのですが、大昔から人間は存在しています。
人類が地球に誕生したその時から、何に頼るでもなく、自分の肌が持っているターンオーバーと保湿バリアだけで肌を綺麗に保ってきました。
化粧品がなかったであろう、江戸時代、鎌倉時代、弥生時代。
その時代を生きた人々の肌は、化粧品がなかったせいで皆汚かったのでしょうか?
そんなわけはないです。
皆が皆、ニキビだらけだったら、歴史書や絵にその描写があるはずです。
ペストなどの病気が流行った時には、そんな描写があるけども、それはあくまでも病気のせい。
歴史を見ても、肌をきれいに保つのに化粧品を使う必要がない、ということがわかりますよね。
化粧品は人間の歴史を見ると、使い始めたのごく最近からです。
それなのに、化粧品を使わないと肌が荒れるという情報が、DNAに刻まれるわけがありません。
わたしたちは大昔から、自分で肌を綺麗に保つという自浄作用が、DNAにすでに刻まれています。
あなたの周りにも、化粧品を使うことなく肌が綺麗な人は、たくさんいるはずです。
わたしが今まで見た中で一番肌が綺麗だった人は、90歳を過ぎた元漁師のおじいさんでした。
シワ1つなく、ツルッツルで、血色が良くて、肌だけを写真にとって人に見せたら、どこの女優さん?と聞かれるほど。
キメがとても細かく、毛穴も全然見えなくて、どこの誰よりも肌が綺麗だと断言できるくらいのとびっきりの美肌。
漁師という仕事がら、潮風にあたり、太陽からの紫外線をもろに肌に受けながらも、綺麗な肌を保っていたんです。
さらに話を聞くと、石鹸や化粧品はいっさい使ったことがないと言います。
むしろ顔自体、毎日洗わない。
そのおじいさんの漁師仲間の肌もとても綺麗だそうです。
もちろん漁師仲間もみんな、化粧品を使ったことはありません。
わたしの父親や友達も、化粧品は一切つけずに、水洗いだけで肌がとても綺麗です。
あなたの周りにも、そんな人いませんか?
お肌に全く気を使うことなく、基礎化粧品を使わずに、肌が綺麗な人。
反対に、お肌にとても気を使っていて、高級な基礎化粧品をふんだんに使っているにもかかわらず、肌がボロボロの人もいるはずです。
スキンケアに気を使い、化粧品にお金をかけ、毎日毎日鏡を見て一喜一憂して神経をすり減らしている人もいれば、
スキンケアに全く気を使わずに、お金も使わず、ストレスも溜まらず、気づけば周りから肌が綺麗と言われている人もいる。
これはスキンケアを頑張れば頑張るほど、肌はボロボロになっていくという残酷だけれども、事実の話です。
肌断食で美肌を手に入れた芸能人
テレビに映る芸能人の方々は、普段から人前に出るのが仕事なので、一般の人たちよりもスキンケアに気を使っています。
その芸能人の中にも、化粧品を使わずに水だけで洗顔をして、美肌を保っている人たちが数多くいます。
昔から石鹸を使わずに、水だけで顔や体を洗っているということを公言しているのは、タモリさんと福山雅治さん。
テレビ番組や雑誌のインタビューなどで度々、その話題にふれているので、ご存知の方は多いのではないでしょうか。
特にタモリさんは頭がとても良く、何でもできて、物事を本質的に捉えることに長けている方なので、その方が「肌は水洗いだけで綺麗になる」という話をすると、とても説得力があります。
タモリさんも福山さんも、お肌がとっても綺麗ですしね。
「ホンマでっか!?TV」に出演されている美肌研究家の森千恵子先生は、「わたしは普段化粧品は使わないし、顔もあまり洗わない。肌にダメージを与えないことが大切だ。」とおっしゃっていました。
テレビやブログの画像を拝見すると、たしかに、森千恵子先生は50歳を超えているにもかかわらずに、若々しくてとても肌が綺麗。
女優の黒木瞳さんは、「余計なことをせずに、お水でパシャパシャやればそれでいいのよ」と、過去にテレビで話していました。
黒木さんは誰もが知っているほど、綺麗で美肌ですよね。
そのほかにも、「肌断食 芸能人」や「水洗顔 芸能人」と検索をすれば、かなりたくさんの有名人の方の名前やインタビューが出てきます。
このように、化粧品を使わずに肌を綺麗に保つ肌断食は、美意識の高い芸能人の方々も実践していて、確実に効果が出ています。
化粧品の害はアルコール中毒と一緒
肌といっても、強い弱いがあり、人それぞれ個性があります。
お酒で考えてみるとわかりやすいので、例えてみます。
世の中にはお酒が全く飲めずに、一口飲んだだけでもすぐにぶっ倒れてしまう人もいます。
いわゆる「下戸」と呼ばれる人たちです。
そんな人たちが、お酒が強い人と同じペースで飲んでしまうと、すぐに致死量に達するほどの、急性アルコール中毒になってしまうでしょう。
これは、生まれもったものなので、どうすることもできません。
ですが、お酒を飲まなければ急性アルコール中毒になることは、まずありません。
それを、「あの人はお酒を飲んでも何ともないから、自分もきっと大丈夫。だから無理して飲もう」とはなりませんよね?
つまり、人と比較しても意味がないんです。
お酒が飲めない人は、他の人よりもアルコールに耐性がないだけで、飲まなきゃ何の問題もなく、アルコール中毒になることはないのです。
それにお酒がいくら強いといっても、毎日ずっと飲み続けていれば体に悪いことは間違いないですし、飲む量が増えていけば、いずれ体中がボロボロになってしまうでしょう。
これは化粧品も同じです。
化粧品を使っても肌が荒れにくい人もいれば、肌がすぐに荒れてしまう人もいる。
化粧品という肌の正常なサイクルを脅かすものを、皆でいっせいに使い始めて、耐性がない人たちが肌荒れする。
実際に肌が強い人たちが、問題がなく使い続けているように見えるおかげで、その人たちがそうだから、自分もきっと使い続けた方がいいと勘違いしてしまう。
ですが、いくら肌が強い人たちといえども、ダメージは受けているし、化粧品を使わない方が肌が綺麗になるのは確実です。
アルコール中毒のように、目に見えて命の危険性がないがために、それに気づくことができない。
あなたの肌にニキビや炎症などの肌荒れが起きているのは、化粧品によることろが大きいというのが現実です。
その現実と向き合い、化粧品をやめれば、肌荒れは改善されるのです!
目が覚めた後は・・・!!
化粧品がいかに肌に悪いかという話をしてきましたが、あなたはこれからも化粧品を使い続けますか?
「化粧品は使わない!」という思いがしっかりと輪郭をなしているのであれば、マインドコントロールから目が覚めた証拠です。
反対に「いやいや元々マインドコントロールになんんかかかってないし、化粧品がないと生きていけない。それに、あの会社が作っている化粧品なら絶対に大丈夫!」なんていう方もいらっしゃるかもしれません。
ですが1つだけ確実に言えることは、今あなたがニキビなどの肌荒れで悩んでいるのであれば、「肌が荒れているうちは、化粧品はやめた方がいい」と言うことです。
肌の保湿バリアが機能していない状態であれば、どんな化粧品を使ったとしても、「何もしない」よりも悪化してしまいます。
これは皮膚科に言っても同じことを言われると思います。
生まれた時から、顔中の毛穴が黒ずんでひらいたりニキビだらけだった、なんてことはないはずです。
子供の頃は、お肌に何もしなくてもお肌は綺麗ですよね?
それを、思春期ニキビができたり、食生活の乱れやストレスが原因で肌が荒れたのをきっかけに、化粧品を使い始めてしまう。
お肌にトラブルがなくても、「周りが使っているから」という理由で化粧品を使い始めてしまう。
「化粧品を使うのが当たり前」と言うマインドコントロールを常にかけられているので、何かきっかけがあればすんなりと化粧品を使ってしまうのです。
そして化粧品を使い続けて、どんどん肌が荒れて、それを隠すためにより一層化粧品に依存していく、というサイクルにはまって抜け出せなくなっていきます。
こんなお金と時間と無駄にした、ストレスだらけの生活を一生続けていくのもあなたの自由です。
ですが少しの間、肌荒れを隠すのを我慢して、負のサイクルを断ち切るという選択肢もあなたにはあります。
一度正常な肌のターンオーバーのサイクルに戻れたなら、あとは肌が綺麗になっていくのを見守り続けるだけです。
マインドコントロールから目が覚めたかたは、次のステップに進みましょう!
次の記事に進む→3ステップ水洗顔でニキビを改善させる7つのポイントとは?
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