突然出てくる蕁麻疹って嫌ですよね。
服で隠れる部分であればまだしも、顔に出てくるとかなり落ち込んでしまいます。
それにプラスして、かゆみなんて出た日には、イライラと不安が混ざり合って、ストレスフルな状態になってしまいますし。
わたしは過去に一度、「これ終わったわ」というくらいヒドい蕁麻疹の症状が出たことがあります。
この記事はその時の体験を元に、「蕁麻疹の原因と症状とは?」「蕁麻疹が消えるまでの期間はどれくらい?」「かゆみを抑える応急処置の方法」、などについて書いています。
「蕁麻疹はどれくらいで消えるのか不安・・・」という方や、「この痒みをどうにかしたい!」という方にぜひ読んでもらいたいです。
夜中に突然出た!恐怖の蕁麻疹
まず最初に、わたしの蕁麻疹人生の中で一番症状がヒドかった時の話をしたいと思います。
それは、わたしが18歳のある日、夜中に1人でテレビを見ている時に突然起こりました。
「なんか腕がかゆいな」と思ってふと腕を見ると、湿疹が出現しているではないですか。
今まで見たことのない、赤い水膨れのような湿疹は、蚊に刺されたような狭い範囲ではなくて、腕に突然赤い湖ができたような広範囲に渡るものでした。
「これは何かやばいぞ」と思ったわたしは、急いで鏡で確認すると、顔、胸、背中、足の全身が、腕と同じ赤い湖状態になっていました。
突然の出来事にパニックになったわたしは、外で洗濯物を干していた母の元に助けを求めにいき・・・
わたしの顔を見た母は、わたしが説明するまでもなく状態を察して、「あんた一体何したの?こんなに顔が赤くなって・・・」と、わたしの腕を掴んで灯の元へと引っ張り、全身を確認しました。
「これは蕁麻疹だね。様子を見て消えないようなら、明日病院に行った方がいいよ」と母。
とりあえず明日に備えて早めに寝ることにしましたが、体中が熱を帯びたように熱くて、何よりもかゆくて痒くて眠るどころではありません。
「あー足かゆい、腕かゆい、背中かゆい、顔がかゆい」みたいな感じで、常にどこかしらが痒い状態。
ダメだとはわかりつつも爪でかきまくってしまいました。
案の定、爪でかいたところは余計に赤く腫れてしまい、痒みも全くとれません。
こんな状態を今すぐどうにかしたいけど、蕁麻疹は真夜中に突然発症したので、病院は開いていないし、薬局も閉まっています。
そんな苦しんでいるわたしを見ていた母は、庭に植えてあったアロエを切ってもてきて、「服脱いで!」と男前な言葉を発し、全身に塗りたくっていきます。
昔から我が家では、日焼けなどの皮膚系の異常が出た時にはとりあえずアロエで応急処置をするというしきたりがありました。
アロエを塗った後、「どうだ?良くなっただろ?」と言わんばかりに母が見つめてきます。
まぁ、なんとなく痒みがおさっまったような気がしなくもないけど・・・劇的に良くなったという感じはなく。。
ただ、アロエをぬるとスーッと冷たくなって心地よいので、ある意味痒みはまぎれたかもしれません。
その後、痒みを抑えるいろんな方法を試して、なんとか眠りにつくことができました。
そして翌朝。
蕁麻疹は相変わらず消える事なく全身に君臨していました。
「明日になったら綺麗に蕁麻疹が消えてるかもしれない」、というわたしの願いは無惨にも打ち砕かれてしまったのです。
これはヤバイやつだと再確認したわたしは、急いで皮膚科に電話をかけました。
予約がいっぱいで本日中の受診は難しいとのことでしたが、事情を話すと緊急という事で、何とか午前中に診てもらえることになったのです。
そして皮膚科で受診を受けると、年配の男の先生から「これは何かのアレルギー症状だね。漆の木で遊んだりした?」と質問されました。
ですが、振り返ってみてもそんな記憶はありません。
「漆の木に近づいたこともないです」と答えると、「もしかすると、気づかずに近くを通った時にアレルギーを起こしたのかもしれない」と先生は独り言のように反応して、飲み薬を処方してくれました。
それから1週間後・・・
なるべくどこにも外出せずに、薬を飲んで安静にしていたおかげで、蕁麻疹は完全に消えました。
わたし史上、最大の蕁麻疹祭りは、こうしてハッピーエンドを迎えたのです。
蕁麻疹の原因と症状
わたしの蕁麻疹は、薬を飲むことで事なきを得ましたが、そもそも蕁麻疹とはいったいなんなのでしょうか?
ここからは、わたしの蕁麻疹を治してくれた先生の話を元にして、蕁麻疹について書いていきたいと思います。(おしゃべり付きの先生で、色々と教えてくれました)
蕁麻疹とは?
蕁麻疹は、何らかの原因で「膨疹(ぼうしん)」と呼ばれるプクッとした発疹が、体の一部ないし全身に出没する病気で、その際にかゆみが出る場合がほとんどです。
膨疹の発生は、皮膚の中の細胞が刺激をうけて、ヒスタミンという物質を放出する事で起こります。
ヒスタミンは血管を膨らませる作用があるので、膨らんだ血管から血液成分が外に漏れ出てしまい、周辺が赤く盛り上がって膨疹になってしまうのです。
ちなみに、かゆみの場合はヒスタミンが神経に作用する事で起こります。
つまり、膨疹とかゆみは、それぞれ起こる仕組みは別物ですが、どちらも原因はヒスタミンということになります。
なので、蕁麻疹の症状を抑えるためには、塗り薬などの外からのアプローチではなくて、内側からヒスタミンを抑える内服薬が有効なんです。
内服薬は通常であれば、抗ヒスタミン薬を処方されますが、症状によってはステロイド系の薬を処方される場合もあります。
わたしの場合は、抗ヒスタミン薬を処方してもらい、飲んですぐに効果が出ました。
蕁麻疹が出る原因
ヒスタミンが放出される原因、すなわち蕁麻疹ができる原因は様々です。
わたしの場合は、漆の木に触ってアレルギー反応が出た可能性がある、ということを診察時に担当医から言われました。
ですが、わたしは漆の木に近寄った記憶もないし、特に知らない場所に行ったということもないので、「漆の木は違うんじゃね?」と思っています。
ただその日、わたしはいつもと違う行動を1つだけしていました。
それは、卵をたくさん食べたということです。
数にして8個も一気に・・・。
なぜこんなに大量に卵を食べたのかというと、その日は朝から風邪気味で体調が悪く、栄養をたっぷり摂ろうと思ったからです。
当時コンビニおでんにハマっていたわたしは、おでんの出汁に突っ込んだ茹で卵を大量に食べました。
もともと卵好きだったわたしは、普段から1日に3〜4個食べるのは普通だったので、「8個くらいであれば全然問題ないっしょ」と思っていたし、実際に食べた後も体に異変は出ませんでした。
ただ、それから5時間くらい経ってから体に蕁麻疹が現れたので、近寄った記憶すらない漆の木よりも、卵の方が原因となった可能性はあるのではないのかな?と思っています。
ちなみに医者にその話をしても、「うーん、それが原因じゃないと思いますよ」とやんわりと否定されましたが、それ以外に原因が思い浮かばなかったので、きっとそうだったと思います。
その時は風邪気味で体調も悪かったことも関係していたはずですし。
つまり、風邪気味で免疫が下がっていたところに、いつもの倍くらいの卵を食べたことによって、体内でアレルギー反応が起こってしまい、蕁麻疹が発症したのだと考えられます。
蕁麻疹が発症してからは、体調が悪い時は卵を食べるのを控えるようにして、体調が良くても4個以上は食べないように気をつけています。
それ以来同じ症状の蕁麻疹は発症していません。
というように、わたしの場合は何となく原因がわかっていて、対策をとれたからこそ2回目の発症を防ぐことができています。
しかし、蕁麻疹は多くの現代人が発症しているにもかかわらず、実はその原因の7割位はよくわかっていないそうです。
それは、わたしが受診した皮膚科の先生からも説明がありました。
原因不明だろうが薬は効くそうなので、原因の特定はあまり気にしないとボソッとこぼしたのが印象的でした。
その時先生から聞いた、蕁麻疹が起こる様々な原因をまとめてみます。
原因不明のじんましん
約7割もの蕁麻疹が原因不明と言われています。
その中でも蕁麻疹の症状が4週間未満のものであれば急性蕁麻疹、それ以上であれば慢性蕁麻疹という風に分けられています。
急性蕁麻疹はウィルスや細菌が原因の場合もありますが、慢性蕁麻疹は原因を特定することが難しく、症状を抑えるために、薬を数年間も飲み続けなくてはいけないケースもあるそうです。
アレルギー性じんましん
アレルギー性蕁麻疹は原因が特定できる中で一番よく聞くものですし、わたしもそうでした。
アレルギーの元となる物質はかなり多岐に渡っています。
・食品アレルギー(全般)
わたしは卵が原因でしたが、アレルギーの元となる食品は人によって様々です。
わたしの周りでは、エビなどの甲殻アレルギーや、乳製品アレルギーで蕁麻疹が出る人がいました。
ここで注意してほしいのが、
わたしのように普段は食べても問題なかったものが、体調の悪化によって、急にアレルギー反応を起こしてしまうケースです。
なので、体調の悪い時は、あまり同じものばかり食べ過ぎないようにした方が無難でしょう。
・お風呂に入った後(水道水に含まれる塩素)
これは以外と多く聞きますし、気づいていない人が多いです。(わたしの父もそうでした)
「なんかお風呂に入った後に体が痒くなるな」という人や、胸や背中に急にニキビができてなかなか治らないという人は、塩素が原因かもしれません。
実はわたしも、塩素のせいで体が痒くなったり、胸と背中のニキビがヒドかったので、思い切ってお風呂のシャワーヘッド を塩素除去のものに替えたら、症状がだいぶ落ち着きました。
わたしと同じ症状で悩んでいる人は、塩素除去のシャワーヘッド に替えてみてはいかがでしょうか。
詳しくはこの記事に書いています→水洗顔でニキビを改善させる7つのポイントとは?
・金属アレルギー(ピアスや銀歯など)
金属アレルギーは、腕時計やネックレス、ピアスをした所が赤く腫れ上がったり、ヒドイ場合は全身に発疹が現れます。
金属アレルギーは汗をかいた時に起こりやいです。
なぜなら、汗をかくと金属がほんの微量ですが溶け出してイオン化してしまい、それがアレルギーの元になってしまうからです。
なので、汗をかきやすい人は、なるべくなら金属製のアクセサリーは身につけない方がいいかもしれません。
わたしもかなりの汗っかきなんですが、夏場にネックレスをつけるとかなりの確率で首回りが赤く腫れて痒くなるので、冬場などの涼しい時以外は外しています。
そして一番気をつけなくてはいけないのがピアス。
ピアスをつけると体内に金属が入り込んでいる状態なので、ネックレスや腕時計よりもアレルギーを起こす危険性は高くなります。
特にピアスの穴を空けたばかりの頃は、まだピアスホールが完全ではないので、しばらくの間は、透明樹脂などの非金属製のピアスをした方がいいでしょう。
穴を空けた直後から1週間くらいの間に金属製のピアスをしてしまうと、金属が傷口に直で触れているのと同じことになってしまうので、アレルギーの起こる可能性はより高くなるからです。
わたしは学生時代に左耳に3個ピアスを空けていますが、空けたばかりの頃に金属製のピアスをして炎症を起こしてしまい、痛い目にあったことがあります。
なので、これからピアスの穴を空けるという人は、ピアスホールが安定するまでは非金属製のピアスをつけて様子をみた方が安心だと思います。
後は、アクセサリーではありませんが、歯医者で治療した歯に埋め込まれている銀歯も、アレルギーを起こす可能性があったりします。
銀歯は口の中にあるので、唾液によって溶けてイオン化するというリスクが汗なんかよりも高いです。
わたしはその話を、通っている歯科医院の先生から聞きました。
長年、原因不明の蕁麻疹に苦しめられていて、どんな薬を飲んだり塗ったりしてもダメで苦しんでいた人が、実は銀歯が原因だった、なんていうケースが多発しているそうです。
なので、口の中に銀歯があって、病院に行っても原因がわからずに、どんなことをしても蕁麻疹が改善しないという方は、一度、歯科医院などの専門機関に相談してみた方がいいかもしれません。
物理性じんましん
温熱や寒冷の気温差で起こったり、着衣などの圧迫や摩擦振動、太陽光などの物理的な刺激によって起こる蕁麻疹もあります。
お風呂上がりや暖かい飲み物を飲んで体温が上がった時や、冷たい飲み物を飲んで体温が下がった時に、毎回体に発疹が出る場合は、物理性の蕁麻疹を疑った方がいいでしょう。
わたしもそうなんですが、きつめの下着や服を着るとすぐに赤くなってしまう人は、少しゆったりめのものを選ぶとかなり症状はよくなります。
キツキツの状態だと摩擦と圧迫を受けやすいので、わたしの場合、どこのゴツい人?というくらい大きめの下着をつけています。
太陽光は長時間浴びてしまうと、蕁麻疹だけでなく肌にとっても悪影響を及ぼすので、特に夏場は日焼け対策をしっかりとたてた方がいいでしょう。
コリン性じんましん
昔、コリン星から来たという芸能人で話題になりましたが、コリン性は汗が原因で起こるじんましんの事です。
どんな症状が出るのかというと、汗をかくと急に痒くなって、赤いポツポツが出ます。
運動や入浴後、緊張などで体の体温が上がったり興奮した時などに起こりやすい蕁麻疹です。
汗疹(あせも)と症状が似ているので勘違いしてしまいがちですが、この2つは全くの別物でなので混合しないように気をつけたいところです。
汗疹の場合は出たり消えたりしませんが、コリンん性じんましんの場合は汗をかくと発症して、30分〜数時間すると消えて、汗をかくとまた発症します。
発疹が出て消えるを繰り返したら、コリン性じんましんを疑った方がいいでしょう。
蕁麻疹はどれくらいで消えるのか?
蕁麻疹の痒みはとても苦痛ですが、それ以上に苦痛なのは、赤く腫れ上がった膨疹を人に見られる事です。
服で隠れる範囲で発症していればまだ何とかなりますが、顔などの見える場所に膨疹が出てしまった場合は大問題です。
外に出るのも嫌になるし、特に接客業の仕事をされている方にとっては、まさに死活問題となってしまいます。
わたしも当時は接客のバイトをしていて、顔の蕁麻疹が酷くてとても人前に出られる状態ではなかったので、バイトを数日間休まざるをえませんでした。
とにかく「早く消えてくれ」と願うばかりで、
ただでさえ肌荒れに悩んでいた時期だったので「一生このままだったらどうしよう・・・ただでさえニキビもあるのに・・・まじ終わったわ・・・」というような絶望感を味わいました。
ですが、その心配は杞憂だったようで、
薬を飲むと、翌日からすぐに効果が現れはじめ、3日目には顔の蕁麻疹はほとんどなくなり、1週間経つと全身の蕁麻疹は完全に消えました。
担当の先生に聞いたところ、ほとんどのケースがわたしと同じように、薬を飲めばすぐに膨疹は消えるそうです。
なので、もしも今突然の蕁麻疹で膨疹が消えるか不安になっている人も、病院にで処方された薬を飲めば、わたしのようにすぐに症状が治るはずです。
ただわたしの場合は原因が食品アレルギーだったので、「その食品を食べない」という対処をする事ができました。
しかし、原因不明の蕁麻疹の場合は何をどう対処していいのかわからずに、症状が長期化する可能性もあるので、全ての人が薬を飲めばすぐに治る、というわけではありません。
あしからずご容赦ください。
蕁麻疹のかゆみを抑える応急処置
蕁麻疹はかゆみが出てしまうと、無意識のうちにボリボリと掻いて更に悪化させてしまうこともあります。
ですが、いくら蕁麻疹が痒くてかゆくてどうしようもないという時であっても、掻くのは絶対にNG!
掻くことによって皮膚を傷つけてしまうと、ヒスタミンの分泌がさらに増えてしまい、余計に痒みが強まってしまうからです。
痒い→かく→もっと痒い→かく→もっともっと痒い→かく、という悪循環になってしまうと、皮膚が傷ついてヒドイ炎症を起こしてしまう、掻きこわしという状態になってしまいます。
掻き壊しを起こしてしまうと、症状が長引いてしまうので、そこはなんとか堪えたいところです。
ですが、すぐに病院で診察を受けて薬をもらえれば問題ないかもしれませんが、わたしのように夜中に突然発症してしまった場合は、自分で掻き壊しが起こらないようになんとかするしかありません。
とはいえ、どうやってかゆみを止めればいいのか?
ここからは、蕁麻疹のかゆみを抑える応急処置を紹介していきます。
体を冷やす
かゆみはお風呂上がりや運動後などの、体の温度が上がった時に起こりやすくなります。
体温が上がることで、ヒスタミンの分泌量が多くなるからです。
わたしも蕁麻疹でかゆみが出たときは、膨疹が出た場所が熱っぽくなって、体中が火照っているような感覚がありました。
なので、活発になったヒスタミンを抑えて痒みを鎮めるためには、体を冷やすということが有効になってくるのです。
そこで必要なアイテムは、冷却シートや保冷剤や氷。
注意点として、長い時間直接皮膚に当ててしまうと、凍傷のリスクが出てくるので、タオルを巻くなどして間接的に冷やすようにしてください。
もしかすると、「体を冷やすなら冷たい水でシャワーを浴びれば早くね?」と思う方がいるかもしれませんが、その方法はあまりオススメできません。
なぜなら水道水には塩素が含まれているからです。
普段は問題なくても、蕁麻疹が発症している状態で塩素が付着すると、体がアレルギー反応を起こす可能性が出てくるので、なるべくなら避けた方が無難でしょう。
また、水分を拭き取る際にタオルで体を擦ってしまうと、それがかゆみの元にもなります。
さらにもう1つ。
少しでも体に水分が残ってしまうと、その水分が蒸発した際に体の中の保湿成分まで蒸発してしまうので、その部分が乾燥して、かゆみを更に引き起こしてしまいます。
という理由で、保冷剤などで間接的に患部を冷やすことが一番安全な方法と言えるでしょう。
わたしもシャワーを浴びて、余計に痒みが悪化してしまったので・・・シャワーで痒みをどうにかしようとするのは、まじでやめておいた方がいいと思います。
爪を短く切る
物理的に皮膚を傷つけるダメージを避ける方法として、爪を短くするというのは単純だけども、かなり効果的です。
爪は構造上、そうしても雑菌がたまりやすいということもあり、皮膚をかくと、傷口に雑菌が入り込んでしまうリスクがあります。
特に、寝ている間は無意識に遠慮なくボリボリしてしまいかねないので、蕁麻疹が出たら、とりあえず爪を短く切った方が良いと思います。
手袋をする
これは爪を短くするのと同じ理由ですが、ネイルをしていたり、どうしても爪は切りたくない、という人にオススメの方法です。
例え長い爪であっても、手袋をしていれば傷つけるリスクも雑菌が入るリスクもかなり少なくなるので、遅くとも寝る前にははめておいた方が良いでしょう。
ただし、ゴム製のものは人によっては余計に痒みが出る場合もあるので、なるべくなら布製のものをつけた方が安心です。
タオル越しにかく
体を冷やしても痒みがおさまらずに、もうやばい!という場合は、いっそのこと掻いてしまいましょう。
ただ掻くとは言っても、直接皮膚に触れるのはNGです。
まずは清潔なタオルを用意してください。
用意したタオルを折りたたんで、厚みを作ったら痒い部分に当てます。
その上から、指の腹で少し押すようにして撫でてください。
一気にガシガシかきたくなるかもしれませんが、そこは落ち着いて、痒みが和らぐまで優しく撫でてみます。
最初はあまり効果がないように感じるかもしれませんが、続けていくうちに、徐々に痒みが和らいでいくはずです。
わたしもこの方法で、なんとか痒みを乗り越えることができました。
「もう痒くてどうしようもないから、ダメだとはわかるけど掻いてやる!」という方は、やけくそになる前に、一度この方法を試してもらいたいです。
アロエは効果ある?
最後に、母親がわたしに塗ってくれたアロエについて話したいと思います。
アロエは昔から、「アロエがあれば医者いらず」と言われるほど、たくさんの健康に良い効果があります。
アロエには殺菌効果や抗炎症作用があるので、日焼けや虫刺され、筋肉痛などを緩和する場合であれば、有効的な働きをしてくれます。
ただ・・・蕁麻疹に効くのかというと、そうとは言えません。
なぜなら、蕁麻疹の症状を抑えるには、ヒスタミンを抑えなくてはいけないからです。
そのためには、抗ヒスタミン薬を飲んでヒスタミンを抑えてしまうか、患部を冷やしてヒスタミンの働きを弱めてしまうかの、どちらかしかありません。
いくらアロエに殺菌効果や抗炎症作用があったとしても、それらがヒスタミンの働きを抑えたり弱めたりすることができないからです。
ただ、わたしもそうでしたが、アロエは冷却作用があるので、多少は良くなったかな?という感じはしなくもないです。
ですが、冷やすというのであれば、冷却シートや氷を使った方がより効果が出るので、わざわざアロエを使う必要もないでしょう。
それどころか、アロエは人によってはかぶれを起こす場合もあったり、葉っぱについた雑菌が傷口に入って大変なことになる可能性もあるので、取り扱いには注意が必要です。
(わたしの母は、わたしがアロエでかぶれない体質だと知っていたし、切り取ったアロエの葉っぱを熱湯殺菌しています。)
もしも、何らかの事情でアロエを使いたいという場合は、必ず一度、少量を体の目立たないところで塗って、耐性があるかどうかのテストをした上で、熱湯殺菌してから使うようにしてください。
まとめ
この記事では、わたしが蕁麻疹を発症した体験を元に、
蕁麻疹の原因、蕁麻疹が消えるまでの期間、かゆみを抑える応急処置について書いてきました。
ですが、わたしの場合はアレルギー性の蕁麻疹だったので、ヒスタミンが原因という前提で話をしてきましたが、
蕁麻疹の症状は本当にたくさんあって、中にはヒスタミンが原因でない場合もあります。
なので、蕁麻疹ができたら、とりあえず、すぐに皮膚科などの専門機関で受診してください。
勝手に原因を予想して、自分で治そうと薬局で薬を買って飲んだりするのは、遠回りになる場合があります。
特に子供の場合、アレルギーの元となる食品を食べた後に運動をする事で、蕁麻疹が発症するケースもあり、
これは、食物依存性運動誘発アナフィラキシーと呼ばれていて、運動しなければ蕁麻疹が出ないため、食品の特定が難しくなってきます。
わたしの場合は、「風邪で免疫が下がっていた」+「いつもより卵を多く食べた」という組み合わせで、蕁麻疹が発症しました。
このように、組み合わせによって蕁麻疹の発症が起こることもあり得るので、自己判断をせずに、専門機関に頼るようにしましょう。
最後に、蕁麻疹を早く治すには、掻き壊しをしない、薬の飲み忘れがないようにする、睡眠をしっかりとる、というのが重要です。
ぜひ3つの項目を守って、蕁麻疹をやっつけてください!
私の思い当てはまる原因は、脂肪分多めのマイワシの刺身を大量にたべた他のではないかとおもわれます。